更年期 プラセンタ(胎盤)注射効果と副作用
プラセンタ(胎盤)注射とは?
プラセンタとは胎盤という意味ですが、この胎盤エキスのお注射によってわずらわしくもデリケートな更年期障害の症状が改善されたり、体調の維持がスムーズになるとともに、美肌効果(肌のハリ、つやが増す、お化粧ののりがよいなど)や髪の毛がしっとりするといった美容上の効能も期待できます。
もともとヒトの胎盤には、タンパク質のもとになるアミノ酸がたくさん含まれています。そこで、このアミノ酸を補うことによってあらかじめ皆さんがお持ちになっている潜在的な力が引き出され身体に良い変化が出るものと考えられています。
注射の打ち方は?
当院が用いているプラセンタ製剤はメルスモン注射薬(蛋白アミノ酸製剤)で、ふつう1回1アンプルを皮下に投与します。打ち始めは少しマメに1週間に3回(1日おき)を目標に、これを2週間続けていただき、そのあと1週間あたり1度のペースで継続されるとより効果が早く出現し、かつ持続するとされます。しかしお仕事の関係などでなかなか通院が難しい場合は、最初から1週間に1度の割合でお打ちになる方もいらっしゃいます。
また、効果をお感じになるまでには個人差があるようですが、定期的にお越しになれないときには、のむタイプのサプリメントのご用意もあります。
副作用は?
プラセンタ療法はお注射ですので、お打ちした部位が一時的に赤く腫れたり、青アザのようになったり、お熱をもったり、痛みを感じたりすることなどがあります。とくにアレルギー体質の方は注意が必要になります。
製品には、もともと感染症を持たない女性の胎盤が使用され、さらにウイルスや細菌の活動を抑える目的で加熱処理が加えられているため、今まで大きな副作用の報告は見られていません。ただ、注射を始めたら献血を控えるようにとの通達が厚労省からなされています。
当院では、以上のような情報を正しくお伝えし、ご了解をいただいた上で治療をスタートしています。